学会開催

ACADEMIC CONFERENCE

第64回 日本自律神経学会総会

躍動するAutonomic Neuroscience

会期2011年10月27日(木)・28日(金)

会長河谷 正仁

第64回日本自律神経学会総会を終えて

会長 河谷正仁
(秋田大学大学院医学系研究科 器官・統合生理学講座)

 2011年10月27、28日の両日、秋田市において第64回自律神経学会総会を開催させていただきました。東日本大震災後の東北での開催でしたが、多くの参加者の皆さまをお迎えして無事に終了することができました。本総会では、『躍動するAutonomic Neuroscience』と銘打ち、ダイナミックに進化している自律神経研究の現状を紹介するとともに、今後の更なる発展につながる総会を目指して尽力いたしました。
 特別講演においては、国内外の大御所である大阪大学大学院医学系研究科教授の遠山正彌先生およびピッツバーグ大学医学部のWilliam C. deGroat先生に、それぞれストレス研究と排尿中枢制御の御講演を行っていただきました。また、海外の新進気鋭の研究者であるLori A. Birder先生およびウェイクフォレスト大学医学部の林田健一郎先生に、それぞれ膀胱上皮のATP放出機構および疼痛中枢制御という最先端の研究をご紹介いただきました。いろいろな意味でバランスの取れた講演群になったのではないかと考えております。さらに、会員の先生方に加えて、本総会初参加の学会員でない先生方にも座長・シンポジストとしてプログラム構成に御協力いただき、11ものバラエティ豊かなシンポジウム、1つのワークショップ、4つのランチョンセミナー、1つのイブニングセミナーを開催することができました。一般演題での発表は61題におよび、活発な研究の議論を繰り広げていただきました。これらの研究発表や議論が、今後の学会の進歩に寄与することを願ってやみません。
 臨床面では、教育セミナーを継続して実施するとともに、初めての試みとして、教育セミナーに社団法人日本リハビリテーション医学会から専門医・認定臨床医生涯教育単位を付与していただきました。教育セミナーの使命である自律神経機能検査についての知識を深めていただくとともに、この単位付与の試みが臨床医の先生方の診療の質の向上に役立つことができれば幸甚に存じます。
 本総会が、歴史ある本学会の盤石なる伝統を基盤にして、先生方の研究・診療の更なる飛躍の足掛かりになれば、これに勝る幸いはございません。総会開催においては至らぬ点もあったこととは思いますが、御指導、御協力いただいた先生方、また遠路はるばる御参加してくださった先生方には心から感謝申し上げます。

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